二人部屋じゃなくなる日(単話)

コミック

「美浜っ–」兄がわたしの友達の名前を呼びながら、二段ベッドは今日も揺れる。恋とはどんなものかしら。私にはまだわからない。私の裸を偶然見て慌てふためく兄を見ても、美浜ちゃんと兄が楽しそうに話しているところを見ても特に意識することは無かった。けれど祖父の施設入りで部屋を分けることが決まったその夜から、上段ベッドを揺らしながら兄が思い描き囁く名前は私の名前になって—?