あの日の先生(単話)

コミック

美術館の学芸員として働くことになった白石すみれは、ひょんなことから日本画の大家・大田黒吉則に気に入られ、絵のモデルを引き受けることになる。向かった場所は鎌倉にある大田黒の自宅兼アトリエ。最初は気恥ずかしさで戸惑っていたすみれだったが、一心不乱に自分を描き続ける大田黒を見るうちに、緊張はいつしかほぐれていった。だが、やがて大田黒の身体の細部まで見透かすような目に、身体の芯が熱くなっていくのを自覚する。触れられてもいないのに、まるで愛撫されているような感覚。「暑いなら脱いだらどうだね?」その言葉で、ついには成熟したその裸体をすみれは晒してしまうのだが……。