セックスダイバー

コミック

「いくぅぅぅううう!!」と悶絶する絶世の美女。彼女を後背位で絶頂に導いた青年は、息を切らしながらも、まだまだ物足りないとでもいうような不敵な笑みで余裕の表情。なんだかリア充の夜の生活を垣間見るようで、なんとも羨ましい光景だが、よく観察すると少し様子が変だ。奥深い夜空の下には、起伏のある高原が広がっていて、遠くには中世のお城が望める。そしてたった今絶頂に達した美女は、頭に神話の王妃を思わすティアラの王冠を光らせており、青年のことを「破壊王」と呼んでいる。(なんだこりゃ??)するとその世界はモニターの画面に囲まれた映像となり、やがて「Congratulations!!」のデジタル文字に支配される。……ゲームである。それもネットの…。20XX年…インターネットゲームは、恋愛シミュレーションゲームから気軽にセックスだけを楽しむ、セックスシミュレーションゲームに移行する。そして先程ネット内の美女から「破壊王」と呼ばれていた青年は、名を降道ノボルといい、このゲーム世界では有名な上位プレイヤーだ。して先程のゲームで見事ランクアップを果たした彼は、まさに今、さらなる高みとなる「エクストラモード」へ進むか否かの選択を、モニターごしに迫られていたのだ。もちろんノボルは「YES」を選択、迷わずの挑戦である。しかし…いくらマウスで「YES」をクリックしても何も起こらない。あれ~とマウスを連打するノボルは、直後鳴り響くドアホンのチャイムに気づき、慌てて衣服を着ると(裸でプレイしていたのだ)、先程までとは打って変わってオロオロとした様子でドアを開ける。するとそこには、ネットゲームの女性に引けをとらない美女が、ビジネスルック眩しく立っており、名刺を差し出したままの姿勢で営業マンふうに自己紹介をすると、トイレを拝借と部屋へ上がりこむのだった。彼女の名は玉井ゆり。○○ゲーム、エクストラモード担当……名刺を見るノボルはいぶかしむ間もなく、「エクストラモード発動」という素っ頓狂な掛け声に驚き、トイレのドアのほうを振り向く。そこには先程の玉井さんが、お堅いビジネスルックを薄手のタイトウェア&ミニスカートに着替え直し、バーンとポーズを決めスマイル立ちしているではないか!理解しがたい光景の連続に目が点になるノボルだが、その後の説明により彼の表情は驚愕のそれへと変わる。なんと「エクストラモード」とは生身の女性とガチで性交することであり、ゲーム会社から派遣された玉井さんを、リアルにイカさないとモードクリアとはならないのだ。さて困ったノボルくん、彼は電脳世界では泣く子もイカす「破壊王」だが、現実世界では、冴えないただの「童貞」でしかなかったのだ!!