かわいい私の義弟(単話)

コミック

創業200年の伝統を守る老舗和菓子屋の若旦那が急死――。未亡人の運命は……

老舗和菓子屋の跡継ぎ、真一さんに見初められ、結婚して5年。
いまだに子だからには恵まれていない――。
姑や大姑からは
「子供も産めん嫁は嫁やない! ただの下働きの小間使いや」
「ああ――大切な跡取りの長男がどこぞの田舎から拾ってきた娘が、子供も産めん女の出来損ないとはねェ――」
と、呪いの言葉を毎日、毎日聞かされ、ネチネチといびられている……。
でも、旦那さまは、そんな私の心も身体も毎日慰めてくれるから、何とか耐えていけるわ……。

そんな小さな希望も失われてしまった――。
夫が出先で急死…、ストレスによる急性心不全だなんて……。
うそ…うそよ

悲しむ暇もなく、伝統を守るため、義弟の匠さんが当主となることに。
実の息子が亡くなったのに、姑や大姑は老舗ののれんを守ることしか考えていないなんて……。
これから私を慰めてくれるのは、いったい誰なの――。