クロスドレッサー

コミック

公園のトイレから出てくる人影が一つ。ツインテなる結び髪をなびかせて、両脚のニーソが眩しいカワイ子ちゃん、その名は甲斐咲真くん…男である。彼は女装が趣味で、休日ともなると家や学校の圧力から我が身を開放すべく、オシャレをしては地元から離れた街に出向き、その屈折した我が身をささやかに晒し歩いていたのだった。だがそんな休日のある時、いつものように遠出して美少女よろしく闊歩する彼(笑)の背中に声がかかる。ギョッとする甲斐くんに、容赦なく突き刺さる本名と性別を断定する敬称…同じ学校に通う生徒で、燐とした眼差しに冷やかさを醸す、仙宮寺恭くんであった。