ピアノレッスン

コミック

学校の音楽の時間、ピアノ担当のまゆは、その演奏に身が入らないでいた。昨日のあの忌々しい出来事が、彼女の心の平穏を蝕んでいたのだ。――その日、ドアの開かないピアノ教室の前で、まゆは臨休の失念を嘆く間もなく、怪しげな中年男に声をかけられる。男は田村ミッチェルと名乗り、自分は新進音楽家のスカウトが生業で、ぜひキミの演奏を聞かせてほしいと、半ば強引に、彼女を自分の事務所に誘い込むのだった。