肉花弔い刺し

コミック

昭和24年、故郷の離島に復員した男の胸中は復興への強い意志とは別に、ある懸念に揺れていた。少年のころから秘かに慕っていた美しい従姉のその後の消息についてだ。十余年前、彼女は当時村を支配していた地主の家に後妻として嫁いでいった。相手が老人だというだけでなく、普通の結婚でないことは子供心にもわかった。親の借金のカタに人身御供として差し出されたのだ。村の大人たちの噂では、夜な夜な地主の家から若い女の悲鳴が聞こえるという。淫らな折檻によるものだという。少年だった男は言葉の正確な意味もわからぬまま、矢も盾もたまらずある夜、地主の家を覗きに出かけたのだが、そこで目撃した光景は…!?