花火の灯り

コミック

安行は知らなかった、姉の遥が母の死後ずっと義父に犯されていたということを。そして、今日は花火を見に行く日。遥は安行に体を任せるのと引き替えに、ある頼み事をする。それは二人でこの家を、この街を出ること。義父に何かを願うときにはいつも遥はこうしていたのだという。とまどう安行だが、遥はこれ以外の方法を知らない。手を繋ぎ、どこか知らないところを目指して歩き続ける彼らの前に、花火の上がる風景が広がる。