夢を廻(めぐ)る円環

コミック

世界規模の景気悪化で壊滅的な打撃を受けた、首都東京。今では一時間に一本だけの環状線が都内を走る。突然の会社の倒産で行き場をなくした男は、電車の中で一人の少女と出あう。不況のせいで多くの若い女が体を売るようになったが、彼女もその一人だったのだ。まだぬいぐるみを抱いてお菓子の夢を見ていてもいいような歳の子が娼婦のように振る舞うのを見て、男は改めてこの世界が大きく歪んだことを感じる。